今回はロングヘアーのカラースタイルについてのご紹介をしたいと思います。
こちらのロングヘアのスタイルは色はシルバーアッシュベースに下半分はレッドにしております。
そして表面や中間ら辺にパリジェンヌアッシュのローライト[暗い筋]をのせて全体を構築しております。カットにおいては長さはあまり切りたくないということでしたので、全体を2、3センチほど整えてレイヤー[段]を少しだけ入れて動きを出してきました。
今回のメインは主にヘアカラーです。
目次
シルバーアッシュの作り方
最近流行のグレージュやブルージュ、と言うヘアカラーがございますが、このグレージュというヘアカラーも実にあいまいで本来はグレーとベージュを混ぜた色なのですがアッシュ系の色をとりあえず全部グレージュとかと言っております。シャンデリラ の場合は統一してシルバーアッシュと呼んでいこうと思います。
シルバーアッシュの作り方はベースはアッシュブルーというベースにシルバーと言う無彩色の色でアッシュブルーの彩度を割って作っております。
つまりこのブルーアッシュとシルバーの配合比率で最終的なシルバーアッシュという色の仕上がり具合が変わってきます。
本当にシルバーやグレーに発色させるにはブリーチは1、2回ほど必要になってきますが普通のブリーチしていないベースの状態で色を乗せると大体このようなカラースタイルになります。
オレンジを消す
日本人の場合は特にオレンジ味や赤味が出やすい髪質です。この場合オレンジを消したいのでアッシュブルーを多めに配合していきます。
なぜ、アッシュブルーがオレンジを打ち消してくれるかと申しますと、オレンジの補色が青だからでございます。
補色
色の世界ですと補色同士をぶつけ合うと打ち消しあうのでございますが、ヘアカラーの世界では補色同士をぶつけ合うと「ニュートラルブラウン」普通のブラウンになるのでございます。
そこにシルバーで柔らかさを出してこのような仕上がりになります。
この時のアッシュブルーとシルバーの配合比率によってはオレンジが消えない場合もありますので、オレンジ味の柔からさに振るか、アッシュ味のくすんだ柔らかさに振るか考えて配合しております。
レッド
下3分の1はレッドでございます。レッドはヘアマニキュアやカラーバターや塩基性のカラー剤等ではなく、ヘアカラー剤で入れていきました。
希望としてはよりビビットな発色をさせるというよりかは、ナチュラルな様で色を変えたいという希望でございましたので、ヘアカラー剤のレッド単品を選択しました。
またヘアマニキュアや塩基性のカラー剤等でカラーすると発色は良いのですがやはり表面にしか付着しない故に色はシャンプーする毎にどんどん落ちてきます。カラーの持ちとしては1、2週間前後ぐらいでございます。
否、シャンデリラ のヘアカラーの場合は内部からしっかり発色してくれます故に持ちとしては6週間前後色が持ってくれます。
パリジェンヌアッシュのローライトで動きを作る
少しの遊び心でございますが、表面や中間付近によりヘアカラーを立体的に魅せるためにパリジェンヌアッシュのローライト[暗い筋]をのせていきました。
パリジェンヌアッシュとはアッシュとマットとのちょうど中間の色でパリジェンヌのようにシックで上質な大人のヘアカラースタイルに仕上げる事が可能でございます。
私、密かにこのパリジェンヌアッシュを流行らせようと目論んでいるのでございます。
実に傑作な色でございます。
ローライトを表面や中間に入れる事により、髪の毛全体に動きが生まれ立体的にかつ上品に見えるように狙って参りました。
波巻き仕上げ
仕上げは波巻きでございます。
最近と言っても2〜5年ほど前からなのですが、この波巻きという巻き方がここ最近の主流となっております。
10年ほど前は内巻き外巻きのようなミックス巻きが流行っておりましたが、この波巻きはミックス巻きほど派手にはならず、よりナチュラルな雰囲気を演出してくれることが可能でございます。
大体はこの波巻きミックス巻きをその人その人に合わせて巻いていく事が1番ベストかと存じます。実際この巻き方も波巻きと所々の中間に縦や斜めに巻いたり内巻き外巻きを織り交ぜながら巻いております。
巻き方は一人一人変えておりますので、簡単でいい感じの巻き方を教えて欲しいと言う方は遠慮なく私に仰っていただければなと思います。
まとめ
今回はヘアカットメインというよりかは、ヘアカラーメインで行っていきました。
アッシュブルーとシルバーを割ったシルバーアッシュベースにしたうちの3分の1はレッドにしつつ、尚且つ表面等にはパリジェンヌアッシュのローライトを入れていきました。
ちなみにシャンデリラではこれらのカラーを全部してもカットカラーの料金で行うことが可能です。
ブリーチでのグラデーションや前頭にブリーチやブリーチハイライト等を入れるとなりますとカットダブルカラーの料金になりますのであしからず。
ぜひあなたもシャンデリラ でヘアカラーして見てはいかがでしょうか!?