今回はロングヘアからショートボブへのスタイルチェンジについてご紹介していきます。
私はロングヘアからショートヘアにバッサリとスタイルチェンジをすることが至極得意でありそして人生で1番楽しい瞬間でもあります。
実に変態ちっくでございます。バッサリと切るスタイルチェンジに関しては私なかなかと自信がございます。
目次
あなたに似合うオートクチュールなヘアスタイルに致します。
こちらの方は少しうねるぐらいの緩やかなくせ毛さんで、ちょこっとだけ量の多い方です。量感調節をちゃんとしてやれば全く問題はございません。
スタイルチェンジをするに置いて1番大事な事は、その人に似合っているかどうかでございます。
当たり前の事を言うなっ!!
とお思いでしょう。ですが、その当たり前と思える事を至極考え込んで切るといふことは実に奥が深いのでございます。
私ののふみそはふる回転でございます。
普通のオーソドックスなショートスタイルを切る或いはこのパターンの切り方でやれば間違いないだろ等と普通な様で切ってしまうと顧客様方は私をフルボッコにしてしまう事でしょう。
なぜなら、カット一万円でございます。
これで普通のカットをした日には私は最早返事のないただの屍に成り下がっているはずでございます。
普通にカットするだけでは話になりませぬ。顧客様の期待値を上回るクオリティ、そこに発生するプレッシャー、髪の毛を切る感触、ふる回転するのふみそ。私はそれら全てが愛おしくてたまらない訳なのでございます。
お前、美容師で良かったな。美容師じゃなかったらポアされてたな。
※ポアに関しましては分からない方はググってくださいませ。
似合わせとは、人によって顔の形や頭の骨格等。癖のうねりや毛量がどこにどのぐらい溜まっているかというもの全て見ながら切っていかなくてはなりません。
バッサリとスタイルチェンジをするに置いての私の切り方と致しましては、半乾きの状態で癖の広がり等髪を触った時のテクスチャーを感じながら切っております。
そうして切る事により乾かしただけでまとまりかつ動きのあるヘアスタイルが構築されてくると言う訳でございます。
そうするためにはまずどこにどのぐらい段を入れるか、何処の量をとって何処の量を残すのかということを熟考していかなければいけません。
私がこだわる部分はあなただけに似合うオートクチュールなヘアスタイルの提供でございます。
ヘアカタログや芸能人の髪型にしたい。そっくりその通りに切ることが可能でございますが、それが似合うかどうか全く別物の話でございます。
したい髪型がございましたら、そのまま切るのではなく少々オリジナリティを加え似合わせていきます。
また全面的に任せていただける場合は、髪の毛の長さを何処に設定するかだけお聞き致します。
その後は私の方であなたに似合うヘアスタイルを構築して参ります。
今回のヘアスタイルのポイント
今回のヘアカットに置いての1番のポイントは前髪でございます。
前髪は正面から見て左側の七三の辺りを頂点にし、ラウンド状に切っております。
ある程度まで横も切り込んではいるのですが、サイドの髪の毛とは繋げておりません。
バランスを考え横に切り込んで繋げるヘアスタイルでもお似合いになると思いますが、ある程度ラウンド状に作ってやって、サイドは繋げない方が前髪がより強調されて良いと思います。
前下がりからの前上がりベース
横の写真を見てみるとあまり分かりにくいかと思いますが、後ろは前下がりでお切りしています。そして前方にいくにつれ徐々に前上がりに切っております。
メリハリをつける
また後ろに関しては、少しはねやすかったので逆にそのハネを利用し、後頭部のシルエットを綺麗な丸みでボリュームを出す部分に関しましては、段を入れつつ内を削り丸みを引き出し、メリハリをつけてヘアスタイルを構築していきました。
毛量は丁寧にとる
髪の毛の量感自体はあまり梳きすぎるとバサバサしてヘアスタイルとして全く成立しなくなりますので、ひと束ごとに毛の内の中間を丁寧に取っていきました。こうすることによりまとまりやすくかつ動きやすいといふ質感にすることが可能でございます。ちなみに私はすきバサミやレザー[カミソリ]等は一切使いません。
ハサミ一本で全て構築していきます。無論毛量調整もハサミ一本で行います。こうすることで取るべき毛量と残すべき毛量と至極細かく切り分けることが可能でございます。
まとめ
今回はロングヘアからショートボブへのヘアスタイルチェンジでございました。
ポイントは前髪と全体のシルエット構成でございます。後ろは前下がりで切り徐々に前上がりにしつつというようなカットをしていきました。
また横の段に関してもあまりつけすぎるとシャープになりすぎてしまうので少しだけ段をつけ全体のシルエットを整え動きを出していきました。
ぜひあなたもバッサリと切りたかったらシャンデリラでショートボブにしてみてはいかがでしょうか!?