素朴な疑問!パーマとデジタルパーマの違いって何!?

目次
あなたは普通のパーマとデジタルパーマの違いって一体なんなんだろうって思った事はないですか!?
今回はパーマとデジタルパーマの違いについてご紹介していきたいと思います。
パーマとは
パーマとはパーマ液を使い、髪の毛にカールをつけていく事です。
ここらへんは誰でも知っていますよね。
正確に言うとコールドパーマと言います。
美容室によっては、水パーマだったり、ウォーターパーマだったり、 色々名前をつけてますが、2つの薬だけ使ってかけていくパーマは全部コールドパーマと言います。
それではまず、どういう風にパーマをかけていくか簡単に説明していきたいと思います。
パーマは薬が2週類ある
カラーは自分で染めたりする人もいたりするので、わかるとは思いますが、1剤、2剤と薬が2つありますよね。
実はパーマにも薬が2つあるのです。
仕組みとしては1剤で髪の毛の結合を切り、2剤で再結合してパーマをかけていくのです。
パーマのかかるメカニズムは物理科学の分野になってくるので、はまる人は非常に面白いですね。
ちなみに僕、物理化学に関しては超大好きです。
ですので、パーマのみならず、薬を使う系の施術は全部好きです。
パーマのかけ方
まずロッドと言われる細長い棒に髪の毛を巻きつけていきます。
そして1剤をつけ、髪の毛の結合を切っていきます。
時間を置いたら、先ほどつけた1剤をシャンプー台に流しにいきます。
この時半端なく流しまくります。
この半端なく流す事を中間水洗といいますが、これも美容室によってするところと、しないところがあります。
僕個人的には、中間水洗をしないところは非常にやばいと思っております。
中間水洗については、したほうがいい派と、しないほうがいい派とそれぞれ色々意見がありますが、物理化学的な観点から考えるとしたほうがいいです。
ここらへんは詳しく説明すると非常に長くなるので、別の記事で詳しく説明したいと思います。しばしお待ちくださいませ。
そして中間水洗した後、再結合させるための2剤をつけていきます。
この時に機械にあてたりして、物理的に熱を加えたり蒸気あてたり、空気で乾燥させたりすると、色々パーマの名称が変わってきます。
ざっくり簡単に言うと、
熱を加えるとデジタルパーマで、空気で乾燥させるとエアウェーブで、蒸気あてるとクリープパーマになります。
ここらへんに関しても追々記事を書いていきますのでしばしお待ちくださいませ。
デジタルパーマとは
先ほどコールドパーマで薬剤を2つ使いパーマをかけていくと言いましたが、デジタルパーマは、薬剤にプラス熱を加えてかけていきます。
ちなみによく頭の上で、くるくるして熱を当てる機械がありますが、あれを当ててもデジタルパーマになりません。
ロッドという髪を巻く細長い棒ですね。デジタルパーマのロッドは発熱して、髪に熱を加えていきます。
濡れている髪の毛を巻いて熱を加えて完全乾燥させてかけていきます。
熱を加える分、髪の毛に形状記憶されるのでデジタルパーマは持ちが、コールドパーマに比べて非常にいいです。
デジタルパーマにも2種類ある
デジタルパーマにも実は2種類あるのです。
本当のデジタルパーマは、熱を加えて髪の毛を完全乾燥させてから2剤をつけていきます。
あなたも聞いた事があると思いますが、低音デジタルパーマや、デジキュアなどと言われているパーマですが、あれらはデジタルパーマといっていますが、正確にはホットパーマと言います。
デジタルパーマほど完全乾燥させず、半乾きぐらいで2剤をつけていきます。
従来のデジタルパーマと比べると、まず時間が半分ぐらいに短縮され、そして髪にかかるダメージもだいぶ抑える事ができます。
そして、カールのもちもデジタルパーマと同じぐらいもつ!!まさに進化したデジタルパーマなのです。
こちらも現在、執筆中ですのでしばしお待ちくださいませ。
それではコールドパーマとデジタルパーマのそれぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。
普通のパーマ[コールドパーマ]のメリット
根元からふんわりかける事ができる
根元に立ち上がりをつけたり、根元からふんわりとパーマをかけることができます。
強めのカールにすることができる
細いロッドや、長いロッド、円錐形のロッドなど、非常にたくさんのロッドがあります。
根元から螺旋状に巻いたりすることもできるので、非常に強いカールをつけることが可能です。
ショートヘアに一番適している
コールドパーマの醍醐味はなんといっても、髪を指でつまめるぐらいの長さがあれば、パーマをかける事ができる事です。
ショートスタイルで、根元からカールが欲しかったり、トップをふんわりさせたり、全体的にクセづけしたいときなど、非常にショートスタイルと相性がいいです。
乾かし方や、スタイリングの仕方で3通りぐらいのヘアスタイルにできる
コールドパーマは濡れている時に一番ウェーブがでて、乾いてくるとだれてくるという特性があります。
すべての乾かし方に共通して言えるのは、まずはじめに根元を乾かします。
一番簡単な乾かし方
頭を逆さまにして根元を完全に乾かします。
そして根元が乾いたら頭をパッとあげます。
そしたら、毛先も半乾きぐらいになっているので、その時ワックスか、ムース、ヘアミルクなどのスタイリング剤を揉み込んで自然乾燥でオッケーです。
揉み込んで乾かす
根元が完全に乾いたら手のひらでクシュッと毛束をざっくりつかみ、弱風で乾かします。
この時、熱を当てて冷めるまで手のひらでもってやると、カールも1日中キープしやすくなります。
伸ばしながら乾かす
根元が完全に乾いてから、毛先を乾かす時に上から風を当て、手ぐしで伸ばしながら乾かしていくと、カール部分が伸びて毛先ワンカールのようなスタイルにする事ができます。
普通のパーマ[コールドパーマ]のデメリット
持ちがよくない
コールドパーマの持ちはだいたい3ヶ月ぐらいです。髪質によって持つ人は、半永久的に持つ人がいますが、平均的に3ヶ月ぐらいです。
直毛さんや、初めてパーマをかける人はすぐとれる
直毛さんや、初めてパーマをかける人はコールドパーマでかける事は可能ですが、持ちがあまり良くはありません。
持ちをよくするコールドパーマのかけ方もありますが、あくまでもデジタルパーマと比べると持ちは良くないです。
薬をつける時ちょっと不快
パーマをかけた事がある人なら、経験した事があると思いますが、ロッドを巻いた頭に薬をつける時のざわざわ感があまり好きじゃない人も中にいます。
ちなみに僕はあのざわざわ感はけっこう好きです。
はい、どうでもいいですね笑
巻き髪のようなヘアスタイルにはあまり適さない
巻いたような弾力性のあるカールはコールドパーマでもかける事ができますが、スタイリングや乾かし方をしっかりしないと、自分で再現する事はなかなかと難しいです。
デジタルパーマのメリット
持ちがいい
デジタルパーマの一番のメリットは持ちが非常にいいです。
普通のパーマがだいたい3ヶ月ぐらいに対し、デジタルパーマは短くて半年、持つ人は1年、もしくは半永久的に持ちます。
パーマをかけるときに不快感がない。
普通のパーマの場合は液体の薬をつけていくので、基本的に冷たいです。そして、タオルでターバンをして薬が垂れてくるのを予防するのですが、その時頭をつたってくる液体の感覚が苦手という方も少ないですがいます。
デジタルパーマの場合は液体の薬ではなく、カラー剤のような粘性の薬で塗っていくので、頭皮につく事はありませんし、薬液が垂れてくる事もありません。
今時のゆるふわでかける事ができる
大きめのカールで巻き髪のようなヘアスタイルを作る事ができます。
ミディアムやロングスタイルなどに適しており、直毛さんや、初めてパーマをかける人も問題なくかける事ができます。
弾力性のあるカールにできる
デジタルパーマの特性として、濡れている時はそんなにカール感はありませんが、乾いてくるとカールが出てきます。
日常生活において、ほぼすべての方が髪の毛が乾いた状態で日々過ごしてますよね。
簡単に巻き髪のような質感を再現できる事がデジタルパーマの最大のメリットと言っても過言ではありません!!
デジタルパーマのデメリット
一番のデメリットはダメージが非常に大きいです。
だいたい、デジタルパーマを3回かけると髪の毛はボロボロになります。
それほど一回のデジタルパーマのダメージは大きいのです。
簡単に言いますと縮毛矯正のカールバージョンです。
縮毛矯正は美容室メニューの中では、ブリーチの次にダメージがかかってくる施術なので、そのぐらいダメージが髪の毛にかかってきます。
しかし、現代のデジタルパーマは昔に比べるとはるかに進化しているので、できるだけ低ダメージでかける事が可能です。
根元からかけれない
デジタルパーマは根元からかける事はできません。
なぜなら、根元にべったり薬をつけると、根元から髪の毛が折れて、最悪根元から髪が切れてしまいます。
ですので根元を5ミリ〜1センチぐらいは空けないとかけることはできません。
根元から立ち上げてボリュームをだすスタイルはデジタルパーマは適さないです。
細かくウェーブをかけることができない
デジタルパーマのロッドは細いロッドが存在しません。一番細いロッドでも平均して17ミリぐらいしかないので、くるくるにパーマをかけたい人に適さないです。
逆にミディアムやロングの長さで大きく、巻き髪のようなヘアスタイルが非常に適しています。
髪が短い人にはかけれない
これも大きいロッドしかないので、ショートヘアの人には基本的にかける事ができないです。
ショートヘアの人は普通のパーマが一番オススメです。
まとめ
コールドパーマ | デジタルパーマ | |
持ち | 3ヶ月ぐらい | 半年〜1年 |
スタイル | ショート、ボブ、 | ミディアム、ロング |
ダメージ | 少ない | 大きい |
工程 | 2つの薬でかける | 2つの薬+熱 |
特徴 | 濡れている時に
カールが出て乾 いてくるとカール がだれる。 |
乾いてくると弾力性
のあるカールがでる
|
コールドパーマは強めのカールや、根元からふんわりしたカールが欲しい時や、ショートヘアに適しています。
デジタルパーマは、ミディアムやロングで、巻き髪のようなスタイルや、ゆるふわなスタイルが適しています。
どちらにもメリット、デメリットがありますが、一番大事な事はあなたがどのようなヘアスタイルにしたいかです。
そのヘアスタイルにするにはパーマかデジタルパーマのどちらがいいのか僕たち美容師は判断して、あなたのしたいヘアスタイルに一番あったパーマを選んで施術していきます。
ぜひあなたの一番信頼できる美容師さんと相談してみてくださいね。
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