市販の黒染めした髪を綺麗に明るくする6つのポイント

目次
あなたは市販のカラー剤で黒染めして、その後また明るくしようと思ってカラーしたら全く明るくならなかった事はありませんか!?
一回黒染めした髪の毛を自分で明るくする事は非常に難しく。そして危険です。
今回は一回黒染めした髪を明るくする6つのポイントをご紹介したいと思います。
黒染めとは
黒染めとは文字どおり、髪の毛を黒く染める事です。
色の世界では黒という色は一番濃くそして強いですね。
想像してみてください。一度画用紙に黒を塗ってしまったらその上からどんな色を塗っても全くわからないですよね。
ヘアカラーもそれと全く一緒です。
黒染めした髪にカラーで色をのせてもあまり発色はしないですし、最悪全く何も変わりません。
ではどうしたら黒染めした髪を明るくする事ができるのでしょう?
それではこれから黒染めをした髪を明るくする6つのポイントをご紹介していきたいと思います。
1.ブリーチする
これが一番確実に明るくなります。
ただ、ダメージが非常にかかります。
サロンで黒染めをした場合は、割と綺麗に色が抜けて、悪くない発色が可能です。
しかし自分で市販の黒染めで染めた場合は、黒染めのメーカーによっても違いますが、ブリーチをしてもものすごく赤の色素が残るか、少しだけ明るくなる程度です。
赤の色素
市販のカラー剤にはどんな色にも赤の色素が入っています。
詳しくはこちら
その中でも1番赤の色素が濃く入っている市販のカラー剤が黒染めです。
この市販の黒染めを一度でも使ったら塗ったところは半永久的に色素が抜けません。
ブリーチしたとしても、普通は黄色までいきますが、黒染めの色素が残っている場合は赤茶っぽくなります。
2.脱染剤を使う
ブリーチよりダメージはしなく、かつ色素だけ抜いてくれる脱染剤という薬剤があります。
あまりダメージがかからなく色素だけを抜いてくれる非常に便利な薬剤ですが、やはり、市販の黒染めが濃く入っているとびくともしません。
それほど市販の黒染めは強烈なのです。
サロンでした黒染めや、黒染めした後、ある程度時間が経っていて、真っ黒ではなく少しこげ茶程度に色が抜けている場合は脱染剤を使うといいでしょう。
3.ブリーチサプリを使う
ブリーチサプリというブリーチのダメージを90%カットしたあまり痛まないブリーチとして美容業界の中で今凄く話題のある代物でございます。
まー正直痛まないという事はあり得ないのですが、ただ脱染という点においては非常に素晴らしい効力を発揮します。
脱染剤より脱染してくれ、ブリーチよりダメージがかからないという、非常にいいとこどりな薬剤が存在します。
ただ、デメリットとしてはバージン毛や暗めの髪から明るくするにはブリーチサプリですとややパワーが弱いです。
黒髪もしくは、暗めからガッと明るくしたい場合は普通のブリーチを使いましょう。
すでにある程度明るくなっているベース、もしくは明るくなっているベースに黒染めや暗い染料が入って暗くなっているベースに対しては低ダメージで明るくすることが可能です。
裏技
これはあまりオススメではないのですが、カラー剤にブリーチを混ぜてやるという方法もあります。
ちなみにこのやり方は、かなり髪のベースに左右される上、まず発色自体もよくはないです。
もう1つはブリーチシャンプーという必殺技もあります。
シャンプーにブリーチを混ぜてシャンプーして染料を落としてからカラーするという荒技もございます。
これもあまりオススメではないのですが、とりあえず早くダブルカラーできます。
はしょらないでちゃんと染料を抜いてから一回流しその後カラーを載せるというダブルカラーのプロセスを踏む事が1番確実です。
4.絶対自分ではカラーしない事
よくあるのですが、自分で市販のブリーチを使い、その後市販の黒染めで黒くし、また明るくしたいとブリーチをしたとします。
さてこの場合どうなるかわかりますか?
例えば黒染めしてから2ヶ月たっていたとしましょう。
そのあと市販のブリーチを使い明るくしたら、まず、根元だけ黄色になり、黒染めの染料が残っている2ヶ月分伸びた根元以外は赤くなります。
根元黄色の中間から毛先は、赤だったりまだらだったりして、非常に汚く見えます。
ちなみにブリーチではない普通のカラーを乗せた時は、黒染めをした中間毛先は全く染まらず根元だけ明るくなるという逆プリン状態になります。
市販の黒染めをした後の髪をきれいにカラーする事はプロの美容師でも相当難しいです。
それを素人さんがやってうまくいく事はまずありません。
今の状態より確実に悪くなります。
黒染め自体もサロンでしてもらえれば、さほど問題はなく、きれいに黒の色素を落とせるのですが、黒染め自体を自分でしていると、確実にムラで染まってしまいます。
それをプロの美容師が黒染め落としをしたとしても、一度染まってしまったムラを綺麗にすることはほぼ不可能に近いです。
しかし、限りなく綺麗に近づける事はできるので現状の状態より悪くなる事はないので安心してください。
ただ、完璧にムラなく染める事はその時の染料の残りぐらいや、今までの髪の毛の履歴で変わってくるので担当の美容師さんとよく相談してみた方がいいです。
5.信頼できる美容師さんに毎回担当してもらう
ずっと同じ美容師さんに担当してもらう事が一番失敗が少なくなるのですが、毎回コロコロ美容師さんや店を変えている人は注意が必要です。
初めて担当する美容師さんは、あなたの髪の履歴を全く知らないので髪を見て触って履歴を見ます。
そして、今までにどんな事をしてきたか問診するのですが、ここらへんを徹底したとしても、初めて担当する場合は、一回の施術で確実に成功させると言い切る事は残念ながら難しいです。
それだけ、今までの髪の履歴やベースが、仕上がりのクオリティに影響してきます。
同じ美容師さんにずっと担当してもらっている人は、あなたの髪質や、履歴などを熟知しています。
あなたの髪質を熟知している人と、全く知らない人とどちらの方がクオリティの高い仕上がりになるかは、一目瞭然ですね。
よく言われているのが、同じ担当に3回は施術してもらわないと、その美容師がうまいかどうかわわかりません。
なぜなら僕たち美容師としても、初めて担当する方でもある程度の履歴を予想するのですが、一度施術をして担当してみると、ほぼほぼすべての事がわかります。
そのデータをもとに次回の施術やヘアスタイルの提案を考える事ができます。
そして、だいたい3回ほど担当するとある程度髪が扱いやすくなっていたり、一回では難しい希望のスタイルにできたりします。
信頼のできる美容師さんに毎回担当してもらうと、限りなく失敗する確率は低くなり、かつクオリティの高いヘアスタイルを維持する事ができます。
6.安い店にはいかない
安売り店や、チェーン展開している店には極力いかないようにしましょう。
上手い美容師さんもいますが、しかし安くなればなるほど、一人にかける時間は少なくなります。
正直どれだけ上手い人でも、ある程度の時間をかけれないとやはり質は落ちてしまいます。
まずカウンセリングの段階でしっかり髪の履歴を見たり問診したりする時間もあまりとれません。
その中で黒染めを落とすという施術はなかなかにハイレベルです。
誰かと掛け持って施術されたり、アシスタントに塗らせたりしているところは失敗する確率は格段にあがります。
オススメは個人店もしくフリーランスで活動している美容師です。
マンツーマンでじっくり時間をかけ、あなたの髪に向き合ってくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
市販の黒染めで染めた髪を綺麗に明るくする事は非常に難しいです。
ポイントはいつも担当している美容師さんにしてもらうことです。
そしてあなたの髪の毛を大事にしてくれる美容師さんは、できる限りダメージさせずに黒染めした髪を綺麗に明るくしてくれるでしょう。
また黒染めする時点でも自分でやるのではなく、担当の美容師さんにしてもらうことによって、よりスムーズにそして綺麗にカラーチェンジすることができます。
もしまだあなたの髪に向き合ってくれる美容師さんが見つかっていなかったら、個人店もしくはフリーランスの美容師さんにお願いしてみてはいかがでしょうか!?
ご予約はこちらからお願いします。
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