ヘアカラーと縮毛矯正って一緒にしても問題ないの?
ヘアカラーと縮毛矯正は一緒に施術することは可能なのか?
ヘアカラーと縮毛矯正は一緒にやってはいけないと言われていますがたまに一緒にやってくれるサロンもあります。
それはなぜでしょうか?そもそもヘアカラーと縮毛矯正を一緒にやってはいけないのでしょうか?
今回はそれについて詳しく解説していきたいと思います。
縮毛矯正とカラーを同時にするのでしたらまずはじめに、縮毛矯正からしましょう。
縮毛矯正は1剤で髪の毛の結合を切りその後、ストレートアイロンで熱を当て熱結合してきます。
サロンによるのですが、この時に熱結合した時の状態でヘアカラーをする場合と2剤で再結合させてからカラーをする方法もあります
僕の場合ですが、ストレートアイロンでクセを伸ばして熱結合したあと、2剤をつけて再結合させていきます。
その後ウェットんおお状態からカラーを塗っていくのですが、基本的に僕はカラーを塗るときはウェット塗布で塗っていきます。
ストレートアイロンで伸ばした状態からカラーをするときはドライの状態からになりますね。
理論的には縮毛矯正の2剤とカラーに含まれている成分は同じなのでカラーをすると縮毛矯正の2剤の代わりになるのですが、ストレートアイロンを当てた後の髪の毛は非常にデリケートになってます。
そこにドライの状態でカラーを塗っていきコーミングする時にガリガリっとこんな音がしてたらどうでしょうか?
それだけで非常にダメージはかかってくると思います。
ちなみにドライの状態からカラーを塗るのは非常に塗りにくいです。
一度2剤で再結合した後にカラーをする場合はウェットの状態からカラーをすることになります。
ウェットの状態から短時間でスパッとカラーをしたほうが、時間が短縮できますしダメージも少なくて済みます。
コスメの薬剤を違うべし
肝心の縮毛矯正をしてカラーをすることによる髪の毛のダメージですが、やはり同時にするにはそれなりのダメージがかかってきます。
おすすめとしては2週間ぐらい期間をあけてからすることをお勧めしますが、どうしてもその日に全部まとめて施術したい人の場合は縮毛矯正の薬をコスメタイプの薬ですると良いでしょう。
コスメの縮毛矯正とは読んで字のごとく化粧品類に登録されている縮毛矯正の薬ですので従来の普通の縮毛矯正の薬よりはるかに髪の毛にダメージはかかりません。
というのも、縮毛矯正もパーマも酸化と還元の仕組みを使い、髪の毛の決断を切ったり再結合をしたりしています。薬剤には1剤と2剤とありますが基本的に1剤は還元剤です。
2剤が酸化剤です。還元剤はたくさん種類がありますが従来使われている縮毛矯正の還元剤はチオグリコールと言われるもの使用しています。それに対してコスメタイプの薬の還元剤はシステアミンと言われる薬剤を使用してます。
このシステアミンは非常に優秀でヘアカラーとの同時施術を可能にしています。昔はカラーとパーマも一緒にすることはできなかったですが、今ではカラーとパーマを一緒にするのは当たり前ですよね。
それと同じで縮毛矯正とカラーを同時にするにはシステアミンを使わなければいけません。
素人のお客さんが判断するには実に難しいところですが、一番簡単に判断する方法はコスメの縮毛矯正を使っているかメニューに書いてあるかを見ると判断できると思います。
基本的にコスメと書いているとシステアミンです。
コスメ(システアミン)を使うことのメリット
コスメタイプの薬剤は使うことの一番のメリットはハイダメージ毛にも施術することが可能ということです。
できるだけ髪の毛に負担をかけないで施術することは非常に重要です。低アルカリである薬剤は基本的にアルカリの力を使って髪の毛を還元させてきます。
従来のチオグリコールではアルカリが非常に強いです。ですので縮毛矯正をするときは1剤の放置時間を少しでもタイムオーバーしてしまったら髪の毛はアルカリ膨張しすぎてチリチリになります。
最悪溶けて断毛してしまいます。それがアルカリの怖いところです。そしてアルカリが高い割には還元をしていないという。ということが起こる場合もあります。
チオグリコールの特徴は高アルカリ中還元から高アルカリ低還元と薬剤の強さが分かれています。基本的に全て高アルカリです。
それに対してシステアミンは低アルカリ高還元です。アルカリが低ければ低いほど低リスクで縮毛矯正をかけることはできますし、出来るだけダメージをかけないことも出来ます。
システアミンは低アルカリ高還元から中還元と薬の強さが分かれていますが、ほとんどすべてって低アルカリです。
もし縮毛矯正とヘアカラーを同時に施術したい場合は絶対といっていいほどコスメタイプの薬剤を使いましょう。
まとめ
縮毛矯正とヘアカラーはできることなら期間をあけて施術していただきたいです。
順番としてははじめに縮毛矯正その後ヘアカラーの順番です。どうしても同日施術をしたい場合は確実にコスメタイプの縮毛矯正の薬を使い、かつヘアカラーは一度2剤で再結合をした後にウェット状態で素早くカラーを塗ることをお勧めします。
縮毛矯正とヘアカラー同時に施術しても問題ないかと言われるとあまり問題はありません。
ですができることなら2週間ぐらい期間をあけてやるのが一番低リスク低ダメージで施術することができます。
担当の美容師さんとよーく相談して見てくださいね。
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