あなたは一度縮毛矯正をかけました。そのあと髪の毛にパーマをかけたい、もしくはブリーチしたいと思いサロンに行きましたが、施術を断られた事はありませんか?

 

それはもし縮毛矯正をかけた髪にパーマをかける、もしくはブリーチをすると最悪薬剤をつけたところが全てチリチリになる可能性があるからです。

 

今回の記事はなぜ縮毛矯正をかけた髪の毛にブリーチやパーマをかけてはいけないのか6つの理由を説明していきたいと思います。

 

縮毛矯正とは

 

縮毛矯正とはくせ毛さんや、髪の毛がうねっている人を薬剤の力+熱の力でまっすぐストレートにのばす施術の事です。

 

縮毛矯正も薬剤はパーマと同じで2つあります。

 

原理的にはデジタルパーマのストレートバージョンです。

 

まず1剤で髪の結合を切り、乾かしてストレートアイロンで熱を加えて髪を伸ばしていきます。

 

そのあと2剤で再結合させていきます。

 

これが縮毛矯正のかかるメカニズムでございます。

 

この時、的確な薬剤反応、そして的確にアイロンで熱を加えていくと、さほど髪に負担はかかってきませんが、過剰な薬剤反応、そして過度な高温でのアイロン操作をしてしまうと、タンパク変性という状態を引き起こしてしまいます。

 

タンパク変性とは

髪の毛はタンパク質でできていますが、そのタンパク質が焦げて固まる事です。

 

例えるなら目玉焼きがありますね。フライパンの上で熱を加えていくと、だんだんと白くなりいい感じの目玉焼きになりますね。

 

それが縮毛矯正では一番ベストな状態ですが、さらに熱を加えていくと、だんだんと硬くなってきますね。

 

そしてさらに熱を加えていくとだんだんと焦げてきますね。

 

最終的には黒焦げになりますね。

 

この硬い目玉焼きの状態、もしくは焦げた目玉焼きの状態を[タンパク変性]といいます。

 

こうなってしまった髪の毛は、まるで針金のようなピンとしたストレートになったり、ショートやミディアムの方ですと河童のようになります。

 

そしてパーマはもちろんかかりませんし、ブリーチもできません。それどころか普通のカラーでさえも危ないです。

 

こうなったら現代の毛髪科学ではどうする事もできません。

 

髪の毛をばっさりと切るしか改善策はございません。

 

髪の毛が痛まない縮毛矯正や、ストレートパーマはない!!

 

髪の毛が痛まないストレートパーマや、やればやるほど髪の毛が生き返る縮毛矯正、またストレートアイロンを使わない縮毛矯正など、さまざまな痛まない、生き返るなどのフレーズが入った縮毛矯正やストレートパーマは全てです!!!

 

はい、間違いありません!!!

 

全て嘘です!!!!

 

痛まない、やればやるほど生き返る縮毛矯正やストレートパーマは存在しません!!!

 

だいたい毛髪理論をちゃんと勉強している美容師ですと、ここらへんに関してはもはや常識になっています。が、知らない美容師が多すぎます。

 

薬剤を使う施術で今より髪が痛まない事は絶対にありません!!!!

 

さてここからがちゃんと的確に縮毛矯正をかけた状態の髪の毛だとしても、ブリーチやパーマをしてはいけない5つの理由をご紹介していきたいと思います。

 

1. ブリーチと縮毛矯正の相性は最悪

まず縮毛矯正をかけた髪の毛をブリーチ。もしくは、ブリーチしてる髪の毛に縮毛矯正をする事は一番してはいけません!!!

 

最短最速で髪の毛がチリチリになります!!

 

その理由はブリーチとは髪の毛のメラニン色素を粉々に破壊して髪の毛を明るくする事です。

その時に髪の毛のタンパク質も外に流失したり、粉々に破壊されたりします。

 

一方で縮毛矯正やパーマなどは、髪の毛のタンパク質を変形させてパーマや縮毛矯正がかかります。

 

勘のいい人ならもうお分かりですね。

 

毛髪理論的にかかるべきタンパク質が髪の毛の中になかったら、どれだけいい薬剤、うまい美容師が縮毛矯正やパーマをかけたとしても絶対うまくいく事はありません。

 

えぇ、断言しますが絶対うまくいきません!!!!

 

縮毛矯正するならブリーチはあきらめましょう。

 

そしてブリーチするなら縮毛矯正はあきらめましょう。

 

2. 縮毛矯正した髪にパーマは上手くかからない

 

縮毛矯正は一剤、二剤と薬剤の力+熱の力で形状記憶させていく施術です。

 

つまり髪の毛の結合が薬剤での結合+熱結合で結合されています。

 

それに普通のパーマの薬を使ってパーマをかけるとどういう事がおこるのでしょうか?

 

結果をいうとパーマは全くかからず、バサバサになります。

 

最悪かけたところがチリチリになります。

 

普通のパーマも薬剤が一剤と二剤と2つあります。

 

一剤で髪の毛の結合を切りロッドに巻いて二剤で再結合させてパーマをかけていくのですが、一度縮毛矯正をかけた髪の毛は熱結合されています。

 

一度熱結合されたベースにパーマの一剤をつけると髪の毛同士の結合自体もちゃんと切れません。

 

そしてロッドに巻いて二剤で再結合させていくのですが、再結合もちゃんとされません。

 

要するにただ結合を切って再結合させる普通のパーマでは力不足すぎるのです。

 

そこに物理的パワーをかけなければならないのです。

 

専門的な話をすると長くなるのでそれはまた他の記事で書きますが、簡単に言いますと、一度熱結合された部分は再び熱を加えないと結合自体を変える事はできません。

 

薬剤の力だけでパーマをかけたとしたら、熱結合されているところは結合が切れたり切れなかったりする部分が出てきます。

 

縮毛矯正はとれるし、パーマはかからないでどっちつかずになります。

 

3.縮毛矯正をかけた髪にパーマをかけるにはデジタルパーマ、もしくはエアウェーブしかない

 

熱を加えて縮毛矯正をかけたのなら、熱を加えてパーマをかけなければいけません。

 

つまり縮毛矯正をかけた髪にかけれるパーマはデジタルパーマ、もしくはエアウェーブしかありません。

 

エアウェーブは聞いた事があるかもしれませんが、詳しい事はまたあとで記事を書いていきたいと思います。

 

一剤で一度結合をきり、熱を加えてまた再度熱結合させてから二剤でしっかり再結合させるしかありません。

 

原理的にはかけれるのですが、ここでも髪の毛のベースによってかからない場合があります。

 

4. タンパク変性している髪にはデジタルパーマ、もしくはエアウェーブでもかからない

 

パーマのかかるメカニズムは、髪の毛の中にあるタンパク質を変形させてかかる事は、あなたはもうお分かりですよね。

 

そうです。変形させるべきタンパク質がすでに熱で焼け焦げて固まっていたら、パーマがかかる事はありません。

 

かけてもこれもまたバサバサになるか、最悪チリチリになります。

 

ここらへんの髪の毛の見極めが非常に重要になってきます。

 

5. 縮毛矯正した髪にパーマをかけるには現在の髪の状態を見極めなければならない

 

縮毛矯正をした髪の毛がタンパク変性してるかどうか見極めらければなりません。

 

触って明らかにある一定のところから感触がざらついて変わっていたり、チリついていたらもうパーマをかけることができません。

 

中には非常にわかりにくいベースの人もいるので正直なところやってみないと分からない時もあります。

 

こればっかりは経験がものを言いますが、経験上縮毛矯正をかけているベースにパーマをかけてもあまり綺麗にかかりません。

 

かかる事はかかりますが、1ヶ月2ヶ月と月日が経てばたつほど、やはりダメージが出てきてばさばさしてきて扱いにくくなり、最悪かけたところを切らなければいけなくなります。

 

要するに縮毛矯正をかけているならパーマはかけないほうがいいと僕は思います。

 

中には縮毛矯正してデジタルパーマをして、飽きたからまた縮毛矯正をしたりと繰り返している人がいますがこれもやめましょう!!

 

これも最短で髪の毛がボロボロになります。

 

今は大丈夫でもいずれ近いうちにチリチリになる日がきます。

 

6. 髪の毛は減点法でどんどん死んでいく

 

根元の何もしていない髪の毛が100だとしたら、一度カラーしたら10減って、縮毛矯正したら30減ってと、薬剤を使う施術をしたらどんどんダメージが蓄積していきます。

 

そこでトリートメントをして髪の毛が10回復する! という事は残念ながらありません。

 

一度ダメージした髪の毛が回復する事は絶対ありません!!!!

 

そして0になった髪の毛はどうなるかと言いますとチリチリになります。

 

一度経験した事がある人はわかると思いますが、読んで字のごとくチリチリになります。

 

箒のようにチリチリになります!!!!!

 

今までは大丈夫だったのに今回パーマかけたらチリチリになりました

 

という人がいたりしますが、それはつまりは、髪の毛のダメージがついに0になったという事です。

 

この前は大丈夫だったにに今回はどうしてダメだったの?

 

という原因はここにあります!!!

 

一番大事な事は、僕たち美容師側はできる限り低ダメージで施術する!!!という事ですね。

 

まとめ

 

縮毛矯正をした髪にパーマを綺麗にかけるには相当なテクニックが必要です。

 

髪の毛のベースの見極めと適切な薬剤選定と工程が必須になってきます。

 

また一度タンパク変性を起こした髪の毛は残念ながらパーマをかけてもかかりません。それどころか最悪チリつく恐れがあります。

 

縮毛矯正をかけている時点でパーマをかけていくには、それ相応のリスクが伴います。

 

間違っても安売りチェーン店にはいかないほうがいいかと思います。

 

失敗する確率が上がります。

 

もしどうしても縮毛矯正をしていてパーマをかけたいのでしたら、あなたが一番信頼できる美容師さんにじっくり相談してみてはいかがでしょうか!?